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提案先は不動産管理会社

ある時、熊本に建った80戸のワンルームマンションの給湯器工事の話が舞い込みました。風呂場にバランス型の風呂釜と狭い浴槽、台所に小型の瞬間湯沸器、といった旧タイプの設備では、もう入居者は集まりません。蛇□をひねればすぐお湯が出るガス給湯器の設置は、10年以上前からワンルームマンションでは当たり前の設備となっています。ところが、このマンションは中廊下になっていて廊下に給湯器がつけられないために、設計では150Lの電気温水器が入ることになっていました。

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電気温水器は一度に一斉使用されると湯切れの心配があります。だからといって、ガス給湯器をバルコニーに設置する提案をするとガスエ事代が莫大にかかる、そういった物件でした。そこで私は、屋上にガス給湯器を設置して、給湯メータでお湯を販売するプランを提示しました。設備が良くなっても、工事代が高くなってしまえばその分は家賃で回収しようということになり、家賃設定が高くなってしまいます。家賃は高いより安い方が入居者を集めやすいですし、オーナーの負担は少ないに越しかことはありません。この提案は、お客様に大変評価されましたが、その時の提案先は不動産管理会社でした。