アーカイブ

体質改善コースの無料券が6回もらえる

某エステサロンでは、友達を紹介すると体質改善コースの無料券が6回もらえることになっている。それは最近のことだった。「お友達も誘って一緒に綺麗になりましょう!」と書かれた模造紙が壁に張られたときは、また客から歓声が上がった。それからここ2〜3日で一気に客は増え、どの人同士が友達なのか、当てようとしている客もいたくらいだった。現実的に考えれば、友達を売るのと同じなのだ。しかしたかが6回分の無料券でも、金銭的につらいのに通っている客が多いのだから、理性を失う人がいてもおかしくないと思った。さすがに私にはそれができなかったが、作文は適当なことを書いて提出した。今日は低周波をはじめても、気になる人物は姿を現さなかった。あの彼女の様子では、そのうち辞めることになるだろうと思っていた。しかし入社してから数日しか経っていないのだから、辞めるにはあまりにも早過ぎた。「何か、あの人怖くなかった?」「ねえ、辞めてよかったんじゃないの?あの人さ、変なことばかり言っていたじゃん。吐いていたから胃酸で歯が溶けたとか、ぼろぼろになったとか。そんなの人に言うことじゃないし、言われたって困るっつうの!」「そうそう、だからこういうところには合ってないんだよねえ」私とFさんの会話が聞こえたらしく、隣の客同士が声を潜めてそう話しているのが聞こえてきた。そう言うのも無理はなかったが、私はひどく悲しい気持ちになっていた。おそらく他人から見れば、摂食障害者の行動も言動も異常としか映らないだろう。歯が溶け、吐きだこができても食べ物を排出し続けなければいられないつらさなど、理解できるはずはない。しかしそうなるのも紙一重だった。私だってまさか自分が患うとは思っていなかったのだ。だから周りはMさんのことを好き勝手に言っていたが、私にはとてもそんなふうには思えなかった。ただ心の中で「頑張って治して」と祈り続けた。
[参考情報]
エステティックサロンPMK銀座店

PMKエステティックサロン町田店

仙台のエステサロンPMK