コロンビア産のグリーンはクロム元素が原因で、他の産出国の多くがバナジウム元素による緑色の原因であるのと違い、柔らかく美しい、日本人好みの黄色味がかったグリーンの色合いが特徴です。比較的大粒のエメラルドが産出し、産出量も多く、世界で流通する50%近くを占めているようです。コロンビア産エメラルドは、鉱山によって、品質の特徴があることも興味深いところです。以下、鉱山別の品質の特徴を述べてみましょう。・ムゾー鉱山………コロンビア最大の鉱山であり、最高級の黄色味が強い深い緑色で、柔らかな味わいのあるエメラルドを産出することで名高い鉱山です。しかし、多量に産出するといっても“Aクラス”のエメラルドが採れる割合は1%未満といわれ、最高級のムゾー産エメラルドに我々が出会えることは稀です。・コスケス鉱山……ムゾー鉱山に隣接するコスケス鉱山はムゾー産との違いが一目瞭然で、い緑色が特徴です。ムゾーとは10?の距離しか離れていないのに、この品質の違いには驚きです。・チボール鉱山……チボー鉱山ともいわれ、コロンビアの首都ボゴタから100kmにある古い有名な鉱山ですが、ムゾーに比べると内包物も少なく、透明度も高い青味がかったグリーンの硬質な感じのエメラルドが産出されます。・ピタ鉱山…………比較的大粒で、ムゾー鉱山に劣らない品質のエメラルドが産出されます。比較的近年に開発された鉱山で、今後が期待されています。