マンションデベロッパーとしての歴史は、財閥系のなかでもっとも古い。しかし、私の感覚からすると、住友不動産は財閥系のなかでは革新的な色合いの強い不動産会社だ。その点、多くの人が抱く印象とはちょっと違うかもしれない。実際、デザイナーズマンションと呼ばれるようなデザイン(ほかと一線を画する外観のマンションをほかに先駆けてつくった会社でもある。都心部の千代田区麹町・番町エリアには、いくつかの「シティティハウス」もしくは「シティタワー」と名づけられたマンションがあり、そのなかには私が本気で惚れた物件もある。2001年初めのころに分譲された四番町のマンションで、外観も内部もきわめてお洒落。しかし、1億円を大きく超える価格で、買えるはずもなく(いまでも、まったく無理!)、ただ憧れたものである。