光のうちでも波長の短い青い光は、ぶつかってさまざまな方向に乱反射(散乱)される度合いが大きい。昼間の空か青く見えるのは、散乱された青い光のためだ。しかし、空気中を進む距離が長くなると、青い光は散乱をくりかえすうちに減衰してしまう。その結果、波長が長く散乱されにくい赤い光が残るわけだ。このように、同じ太陽の光でも、時刻によって色がちかって見える。晴れていたり曇っていたりしてもちがうし、日なたと日陰でもちがうし、季節によってもちがう。地球上のどこに住んでいるかによってもちがう。日本工業規格(JIS)では、「白い光」を、「晴れた日の日の出から3時間後から日没の3時間前の光であって、かつ北側の窓から差し込んでくる光」と定義している。要するに、北側の窓から差し込んでくる昼間の光だ。これについては、おもしろい話がある。