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新築マンションの販売

新築マンションの販売では、一般に建物の完成前に販売される方法が取られています。業者側としては、早い時期に売りさばいて投下資金の回収ができるため、現在ではほとんどの販売業者でこの方法が取られているのです。しかし、この完成前にマンションを売ってしまう方法には、少なからぬ問題点があります。それは値引きの問題です。マンションが完成前に完売できなかった時に、業者側が何とか残りを売り切ろうとして新たな契約者に値引きを持ち掛けるケースがこれにあたります。業者としては一日でも早く売り払ってしまいがために、そうした行為に出るのですが、しかしながら、こんなことが表立って行なわれたのでは、先に契約した契約者達が黙ってはいるはずもありません。後の契約者に値引きを行なうのなら、当然、自分達の物件も値引いてもらうか、その金額に見合った額を賠償してもらわなくては、となるのが通例です。常識的に考えれば、先に契約した購入者達のこのような主張はおかしいし、過去の裁判でも、業者は先の契約者に対しては損害賠償を負わないとする判例もあったくらいですから問題はないはずなのですが、現実はそうはいきません。先に契約した購入者達は、自分達が後から契約した購入者達よりも高い買い物をさせられたと思い込んでいますから、中には、契約のキャンセルや破棄に及ぶ可能性もありうるのです。そこで販売業者も頭を悩ませることになります。