九八年をピークに、オーディオレコード生産金額は、まるで突然死したかのように急激に減り始めたのである。六年連続で減少は止まらず、○四年にはとうとう三千七百七十三億六千九百万円にまで落ち込んでしまった。九八年から○四年までの六年間に、実に二千三百一億円あまりの減少である。率でいえばマイナス約三八%、何とレコード市場の三分の一以上が吹き飛んでしまった計算になる。出荷枚数でいえば、四億八千万枚が三億一千万枚と、一億七千万枚も減った。
(参考)
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ミリオンセラー百七十件分か消えてしまったことになる。三千七百七十三億円といえば、八八年から八九年の出荷額と同じレベルだ。日本のレコード市場は通信カラオケもドラマ・タイアップもなかったころの規模に逆戻りしてしまったのだ。つまり、九〇年代に日本のレコード市場を急成長させた「Jポップ的手法」が威力を失い、Jポップ以前の「ふりだし」に戻ったともいえる。